外付けハードディスクでの作業のリスクについて

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なぜ外付けHDDで直接編集がよくないのか?

1. 読み書き速度が遅い → 保存タイミングで破損しやすい

外付けHDD(HDDタイプ)は

  • ランダムアクセスが遅い
  • USB接続でさらに遅くなる
    ため、保存中に書き込みが追いつかずファイル破損が起きることがあります。

特に InDesign は「リンク」「プレビュー」「スナップショット」など多くの小さなデータを頻繁に読み書きするため、
外部ディスクだと負荷が高く壊れやすいです。

2. ケーブルが抜けたりスリープした時に即破損

  • USBケーブル接触不良
  • PC側のスリープ
  • 外付けHDDの省電力スリープ
    これらが 保存中に起きるとファイル崩壊します(InDesign で非常に多い事故)。

3. 自動バックアップが正常に動かないことがある

InDesign/Photoshop ともに「自動保存」「バックアップ」が動作しなかったり、
バックアップファイル自体が破損するケースも多いです。

安全度 MAX の理想的な作業フロー

以下は実務の制作会社でも一般的なおすすめ手法です。

1. 作業前に「必ずローカル(内蔵SSD)」へコピー

外付けHDD → PCのSSDにコピー → 編集作業 → SSDに保存 → 完了後に外付けへ戻す

コピーする内容

  • .indd や .psd 本体
  • /Links フォルダ(InDesignのリンク画像)
  • /Document Fonts(InDesignのフォントフォルダ)
     ※あれば

理由

内蔵SSDは
速い・安定・スリープに強い・書き込みエラーが起きにくい
ため、破損リスクがほぼゼロに近づきます。

2. 完了したら「外付けHDDへバックアップとして戻す」

編集済みデータを

PC → 外付けHDD

へ戻すだけ。
外付けHDDは「作業用ではなくバックアップ用途」と割り切るのが安全。

3. InDesign→リンク画像のパス変更が面倒な場合の対処

リンク切れが面倒…という場合の対策:

方法A:フォルダごとコピーする

(※最も簡単)
外付けの

(案件フォルダ)
  ├ InDesign.indd
  ├ Links/
  ├ Fonts/

をそのまま丸ごと内蔵SSDにコピーすればリンクは切れません。

方法B:InDesign パッケージ機能

InDesign →
「ファイル」→「パッケージ」
で一式をローカルに吐き出す。

これもリンクがすべて整理された状態で安全。

どうしても外付けで直接編集したい場合の最低限の注意

どうしてもコピーする時間がない…
という場合は以下を守ると危険度が下がります。

● USB3.0以上で接続

(USB-C / USB3.1 Gen1 以上推奨)

● 外付けHDDではなく外付けSSDを使う

HDDより圧倒的に安全。

● 保存のたびに別名保存

ファイル名_01.indd
ファイル名_02.indd
など、自分で世代管理する。

● 作業中は絶対にスリープさせない

省電力設定を「スリープしない」に。

● ケーブルのゆるみを絶対作らない

机に固定する、L字ケーブルを使うなど。

InDesign と Photoshop と Illustrator のリスク比較

ソフトリスク度理由
InDesign★★★★★(非常に危険)保存時に大量の参照データを扱う
Photoshop★★★★☆(危険)大容量PSDは書き込み失敗しやすい
Illustrator★★★☆☆やや危険だがID/PSほどではない

結論

✔ 「外付けHDDに置いたまま編集」は やめた方がいい
✔ 特に InDesign は 直接作業はNGレベル
必ずローカルSSDにコピー → 作業 → 外付けHDDへバックアップ がベスト
✔ どうしても外付けでやるなら、最低限 SSD・USB3.1・スリープ無効などの対策を

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